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「晴曇」見てますと、結婚式で大日向伝たちを睨む岡譲司のイヤーな顔が目に焼きつきます。(「晩春」で三宅邦子を見つめる原節子の顔にも匹敵。)
最後、絹代と死別した岡譲司が妹の坪内美子をのちぞえにするかのようなニュアンスを私は感じてしまったのですが、それも変だし。
むしろ悪役?カップルである栗島すみ子大日向伝の夫婦が何らダメージも受けず汽車で幸せなハネムーンに旅立ってゆくラストに、不条理というより清清しさを感じてしまったのは私だけ?
そこへいくと「新道」では、田中絹代の仮面夫婦という点では共通しながらも上原謙とのアッケラカンとした関係の方が遥かに道徳的だしカッコ良かったです。
田中絹代じたいにはどうも垢抜けないイメージを感じるためか、今回の特集でも相手役の男優や共演の女優、監督に興味が向いてしまい、「新道」では三羽烏、「男性対女性」では桑野通子の方が気になってしまいました。だって絹代の方はインテリ令嬢って柄じゃないもん。
「男性対女性」で劇場に詰め掛けたミーハー追っかけさんたちが、裏方の桑野通子にサインをねだろうとして「スターじゃないの?」と呆れる場面は、文字通りの楽屋オチなのかな?
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