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NFC田中絹代特集鑑賞コメント、興味深く拝読しました。上映リストを眺めていると、戦前のラブコメ調作品で見てみたいモノが幾つかありますが、当方はCSでの田中絹代特集で我慢することにします。NFCの方は店主さんや皆さんの感想コメントを楽しみにし、それを参考にさせていただいて、今後のCS放映を待ちたいと思っています。
「花篭の歌」の感想記、当方も一度神保町で見ているので、シーンを思い出しながら面白く読ませてもらいました。確かに徳大寺伸演じるコックさんの切ない片思いが印象的でしたね。当方の場合は、初投稿の際カキコしましたように、「抱かれた花嫁」の元になった作品ということで(→2006年松竹110周年祭作品紹介での「花籠の歌」解説による→下記サイト参照)、その比較に興味を覚えながら見ていました。
http://www.cinenouveau.com/shochiku_hp/shochiku.html
両作品に似たような登場人物や役柄設定が幾つか散見されたのですが、リメイクと言えるほど似た作品ではない印象を受けました。田中絹代と有馬稲子、佐野周二と高橋貞二、河村黎吉と望月優子などの役柄の違いも然ることながら、それはやはり重要な脇役である徳大寺伸と桂小金治のキャラや役どころの違いによるところが大きいように思えました。看板娘に密かに想いを寄せる生真面目でチョッと神経質なコックさんと、あの手この手を使って看板娘とその恋人の仲をとりもとうとする陽気な寿司職人という役どころの違いが、両作品の印象をかなり異なったものにしているのかも知れません。
近江八幡へ行かれたのですね。当方も三十数年前に一度立寄ったことがあります。当時はヴォーリズ建築については関心がなく、日本の伝統的な古い町屋が残っているということで、それらをあわただしく見て廻っただけで、残念なことをしました。
以前、NHKヴォーリズ特集で紹介していた瀟洒な神戸女学院に、胡蝶尼もとい高千穂ひづるも通っていたのですね。さぞや優雅な学園生活をおくっていたのだろうなと思っていたら、戦争中で勉強どころか校内に作られた工場の手伝いに駆り出されたり、B29の爆撃におののいたり、大変だったようですね(回想録「胡蝶奮戦」によれば)。
「晴曇」は以前CS放映時に録画していたのがあったので再見してみました。確かに帝国ホテル内部のような宴会場や演芸場シーンがありますね。帝国ホテルが営業していた頃、その独特の外観は何度か通りから眺めたことはあったのですが、内部は見たことがありませんでした。なにしろ格式が高いホテルで、用もなくふらりと入って見学したり、いい加減な服装でウロついたりしていると、つまみ出されるといわれていましたので。
そこでWeb検索でロビー、孔雀の間、演芸場などの古写真を見ていろいろ比較してみましたが、確かに店主さんが書かれているように、結婚式シーンは帝国ホテル風にデザインされたセットのようですね。でも、ビデオやDVDのように何度も吟味できれば判定できますが、映画館で見ていたとしたら、セットかロケかの即座な判断はかなり困難でしょうね。
さすが店主さん!
即座に見破ったのは、多くの映画と建築を見て廻り、日頃から鑑識眼を鍛錬して感覚を研ぎ澄しておられる賜物のようですね。あらためて感服いたしました。
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