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大阪ひとり旅〜近況&予告

 投稿者:たかぎ  投稿日:2009年 7月28日(火)22時27分31秒
編集済
  いろいろ見たり聴いたりしてるのに、かかずじまいの毎日。すみません。
いや先週末から昨日にかけて出張がてら大阪にいってガッツリ建築散歩。8月にはたてこわされるらしいダイビルの最後も見届けられたのがうれしい。
&中崎町あたり、初訪問。今かわいい雑貨やさんやカフェ集中地帯なのです。戦災にあわなかった地帯で古い民家を店にしたところが点在し、ちょっとした探検気分。ここも楽しく散歩。ちょうどやってた天神祭を見たり、天神橋筋で古本屋をあさったり(またまたしこたま買ってしまった!関西はほんとほしい本と出合ってしまう不思議な場所。)
そして、ひとり旅恒例ひとり居酒屋紀行(今回はあこがれの「明治屋」さんでした)もしたし。関西シネフィルの必須スポット、プラネットは映画は観なかったけどここにあるのね、と確認。プラネットのビルの1階のカフェでご飯食べてたら、プラネットの常連と思しきおじさんがカウンターでお店の人とおしゃべり、映画の上映開始時間までいて出て行った。いいな、こういうコアな空間と関係、人多すぎの東京にはないよい距離感、なんかうらやましい。
ほんと、大阪は何度いっても楽しい。

さてはて先日の「黒と赤の花びら」、珍しいものを見せていただき、ありがたやありがたや。(スタッフのみなさんお疲れさまでした。)
石井輝男「地帯シリーズ」を思わせるストーリー。山際監督のユーモアたっぷりのお話も面白く。アマチファンによれば黄線地帯とコートがいっしょ、とかマニアックなつっこみがあったりと。つじつまがあわぬところはまあ、甘くみておいて、こういう「犯罪組織潜入もの」ってのは犯罪のやり口の面白さを暴く楽しさがあって。今回の映画は洋服にも犯罪組織の秘密があったりしたので(っていってもたいしたことはないんだけど)、洋装店的にも興味シンシン。

すっかり終わってしまった映画特集の話題となりますが、ラピュタの刑事特集、たまにいってました。刑事物語は5−6、9−10作目はスルーしちゃったんだけど、まあ、観る映画観る映画あまり面白くないのになんでこんなに続いたのだろう?と思いつつ観た・・(だったらみなけりゃいいジャンと思うところもありつつ、つい通ってしまうオールド邦画ファンのサガよ)
新作は「ジャーマン+雨」で注目した横浜聡子監督「ウルトラミラクルラブストーリー」を鑑賞、うーん「ジャーマン」のあのインパクトはやはり超えられないか。期待が高すぎたのかもですが。しかしこの監督の作品の子供の演技はスゴイ。というかすさまじい。子供は苦手なので電車とかで騒いでいるといらっとするんだけど、よくよくしゃべりを聴くとナチュラルにスサマジク面白いこといってるんだよね・・と気がつきはじめ。以来ガキの方がたの声に耳をそばだてるようになり。そういう発見をもたらしてくれたなこの映画。

さてさて、予告です。来月3日より約1週間強、子宮筋腫の手術で入院します〜ってご連絡。そろそろ秒読みだけど、元気なうちにじたばたと遊びの予定をいれたりなんぞして。
退院後もしばらく自宅療養も続くんだけど録りだめDVDストックと、積読本消化のいいチャンスかも〜。引きこもり生活を楽しみたいと思います。吉屋信子全集も全巻読破したいと思っているし。体力&気力があったらサイト更新もしてみたいわ。などと野望も。会社員になってこんな長い休みは初めてだなあ。社会復帰できるのかしら・・
 

大宝配給『黒と赤の花びら』

 投稿者:Shimoshimo  投稿日:2009年 7月16日(木)15時35分9秒
  一つ前の書き込みで告知させていただきました大宝配給作品『黒と赤の花びら』上映会ですが、7/19(日)の回は、お陰さまでご予約で満席となりました。
これ以降はキャンセルのあった場合のみの受付とさせていただきます、ご了承下さい。
なお、7/18(土)の回は、まだ若干の余裕がございますので、引き続きご予約を承っております。

http://www.nipponeiga.com/daiho/

 

新東宝 幻の系譜 大宝配給作品上映会

 投稿者:Shimoshimo  投稿日:2009年 7月 9日(木)01時52分58秒
  告知失礼いたします。

新東宝が倒産し分裂して設立されたものの、僅か3ヶ月強の短命に終わった配給会社 大宝の幻の作品の上映会を行います。第一弾は『黒と赤の花びら』。
この作品は一般劇場で上映されることはまずありませんし、ソフト化やCS放送の可能性も殆どありません。この機会を逃すと次はいつ観られるか判りません。興味のある方は是非お越し下さいませ。

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発掘!幻の大宝映画 第一弾『黒と赤の花びら』上映会のご案内

【映画配給会社 大宝とは?】
 1961年、倒産した新東宝は三つの会社に分裂する。清算会社である新東宝本社、製作部門のニッポン・アートフィルム・カンパニー(NAC 後の国際放映)、そして配給会社として1961年の9月に設立されたのが大宝であった。
だがその活動も長くは続かず、年が明けた1962年の1月の頭には大宝は業務を停止してしまう。この僅か3ヶ月強の間に大宝によって配給された作品は次の5本。

『狂熱の果て』(佐川プロ製作 監督 山際永三 1961年11月1日公開)
『黒い傷あとのブルース』(佐川プロ製作 監督 小野田嘉幹 1961年11月22日公開)
『飼育』(パレスフィルムプロ製作 監督 大島渚 1961年11月22日公開)
『大吉ぼんのう鏡』(シナリオ文芸協会製作 監督 猪俣勝人 1962年1月3日公開)
『黒と赤の花びら』(佐川プロ製作 監督 柴田吉太郎 1962年1月14日公開)

 これに経緯は判らないが大宝の業務停止後に公開されたらしい『波止場で悪魔が笑うとき』(監督 中川信夫 製作プロ・公開日不明)を加えた計6本が大宝の配給作品の全てと思われる。
 この内、大島渚の『飼育』こそフィルムの現存がはっきりしており、DVD化もされているが、あとの5本については現在新東宝作品の管理をしている国際放映にもプリントはなく、また、5本の内3本を製作された故佐川滉プロデューサーも生前フィルムの所在を探しておられたが結局見つからなかったそうである。故にこれらの大宝配給作品は既に現存しない作品と永らく思われて来たのである。

【3作品の16mmプリントを遂に発見!】
 上記の如く既に失われたと思われていた大宝配給の5作品、だが今回、遂に3本の作品の16mmプリントの所在を突き止めました!
見つかったのは『黒い傷あとのブルース』『黒と赤の花びら』そして『波止場で悪魔が笑うとき』の3作品。
 既に権利関係すらあやふやになっているこれらの作品を一般劇場でかける事は難しいかもしれません。しかし、これら幻の作品たちをスクリーンに蘇らせる為、「発掘!幻の大宝映画」と銘打って、新橋TCC試写室でのシリーズ上映を企画しました。

 先ず初回を飾るのは『黒と赤の花びら』。
この作品は天知茂主演作、7月には天知茂ご命日もあり、また今年は天知茂のデビュー60周年にも当たるとのことでそれに絡めての上映です。
二日目7/19の上映後には、この作品のチーフ助監督を務められていた山際永三監督をお招きして、当時のお話も伺います。

当然ソフト化やCS放映なども望めないこの作品、天知ファン、新東宝ファンはこの機会を逃すと今度はいつ観られるか判りません、是非、足を運んで幻の作品を堪能して下さい。
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発掘!幻の大宝映画 第一弾!
天知茂 デビュー60周年&追悼企画
の花びら
1962年 佐川プロ製作 大宝配給作品

製作:佐川滉 監督:柴田吉太郎 原案:牧源太郎 脚本:宮川一郎/柴田吉太郎
音楽:菊村紀彦 美術:宮沢計次 撮影:須藤登 助監督:山際永三
出演:天知茂/上月左知子/丹波哲郎/三原葉子/安井昌二/松尾和子/細川俊夫/大友純/沖竜次/扇町京子/松浦浪路 他

<解説>
テレビのケンちゃんシリーズで知られる柴田吉太郎監督のデビュー作にして唯一の劇場作品。脚本の宮川一郎をはじめスタッフ、キャスト共に殆どが新東宝のメンバーによって固められている。なお、同じく佐川プロ製作・大宝配給の『狂熱の果て』で一足先に監督デビューを果たしていた山際永三監督が「世話になった先輩の応援のために」と、チーフ助監督として参加している。

<あらすじ>
激流の洋上で起きた船舶遭難事故。遭難による保険金の詐欺の疑いを持った海上保険の調査官田代は調査を進めていく内に、その背後にある別の事件の存在に気がつく。
事件の真相を突き止めようと更に調査を進めていく田代であったが....。

<上映スケジュール>
7/18(土)
12:30 開場
13:00〜14:30 上映

上映カンパ金 1800円

7/19(日)
12:30 開場
13:00〜14:30 上映
14:40〜15:30 トーク:ゲスト 山際永三監督

上映カンパ金 2300円

※トークショーに関しては若干時間が前後する可能性があります。また、実はこの作品の正確な上映時間が判っていません。
その為、両日共にタイムテーブルはあくまでも予定となります。ご了承ください。

<会場>
新橋TCC試写室
住所:東京都中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号
http://www.kokuei-tcc.co.jp/access.html

<ご予約>
ご予約なしの当日来場も受け付けますが、満席の場合はご入場をお断りする場合があります。確実なご鑑賞の為にはご予約をお願いします。
ご予約は下記予約受付専用フォーム、もしくは下記メールアドレスへのメールでも受け付けます。お名前・日にち・人数をお書き添えの上、お申し込み下さい。

予約受付専用フォーム:http://www.nipponeiga.com/daiho/
ご予約・お問い合わせ用メールアドレス:daiho@nipponeiga.com

なお、ご予約のキャンセルは可能ですが、その場合は事前にご一報頂きたくお願いいたします。

それでは皆様のご来場、お待ちしております。

http://www.nipponeiga.com/daiho/

 

あー、コウキチだった

 投稿者:たかぎ  投稿日:2009年 7月 6日(月)23時57分22秒
  大変失礼しました。犬塚稔の下の名前につい惑わされました。
そうそう、美貌タイムの方ですね。はたと気がつく、すでに美貌タイムを過ぎている・・早く寝なくては。
で、高田浩吉といえば井上金太郎「月夜鴉」ですね〜飯塚敏子お姉さんに三味線のバチでバシバシたたかれるマゾ弟子、SM&スポコン(三味線だけど)&メロドラマ、しかし最後はサスペンス。ぜひごらんいただきたい。

そういえばNYはサブプライムとともに帰ってきた思い出が。
北浜あたりは素敵なビルディングがいっぱいありますね。あのあたりを歩くと大阪は河の街、ということがつぶさに実感できます。
 

おや、行っていたのですね、『女の宿』

 投稿者:河田津崎清潤三郎  投稿日:2009年 7月 6日(月)23時41分9秒
編集済
  しかし、高田浩吉、ですよ! タモリの「オールナイトニッポン」を聴いていた者にとっては、「白鷺三味線」の歌い手として、あまりに有名。当時タモリは「歌に思想性があってはならん」と、この曲を取り上げていたのでした。冴えていたなあ。

それにしても、日守新一に救われましたね。彼がいなかったら、ドロドロの三角関係になっていたことでしょう。木暮實千代と結ばれるとよいのですが。

ところで、出張には注意してください! 前回のニューヨーク出張のときに、世界的な株価の大暴落が始まったのですから。北浜の大阪証券取引所あたりには、決して近づかないよう。「続々」だったかの『大番』のギューちゃんに代わって申し上げます。

http://aobatoranosuke.blog8.fc2.com/

 

河田津崎さんへ

 投稿者:たかぎ  投稿日:2009年 7月 6日(月)22時28分9秒
編集済
  「女の宿」掘り出しモノでしたねえ。犬塚稔、こんな乙女な映画もできるのね。
それと、そうまさにキネマ洋装店的キネマでした。しかしあの国民服コンテストは優劣がどれだけつけられるのか?どれもこれも大差ないじゃーん!華美に流れれば時代に竿さすし、どこに審査のポイントがあるのだ??というつっこみはよしとして。
日守新一のオトボケキャラ(しかしエンジニアの癖に姓名判断が趣味とはなんと乙女ちっくなんだ)が高田稔のボンクラ演技(まーとりえのないおぼっちゃん!女子たちの真剣な生き様をみて、「僕もこのままではだめだなーアパートにでも引っ越して就職しようかなー」ってなんて甘いノリなんだ!)をいかにも引き立てていました。そして勝気な木暮實千代ちゃん。戦前の實千代ちゃんはこうでなければ。

大阪、淀屋橋でしたね。あれは日銀の大阪支店の建物でした。中ノ島公会堂も一部映っていたと思います。ほんとに橋の袂のところぐらいだったかと思いますが。
先日鈴木英夫「旅愁の都」を神保町で鑑賞したのですが、あれも大阪の橋がいろいろ出てきました。最近大阪づいてます。
そうそう、おそらく月内大阪出張があるので、またまた大大阪近代建築を見てきたいとおもいます〜
 

店主さんにぴったりの『女の宿』

 投稿者:河田津崎清潤三郎  投稿日:2009年 7月 2日(木)22時21分52秒
  店主さんにぴったりの映画が見つかりました!

東京国立近代美術館フィルムセンターで、6/30(火)19:00に観た『女の宿』というもので、「木暮實千代」が洋装店を開くお話です。

銀座にしか見えない大阪の街で、なんともハイカラなお話が展開されます。日銀本館とばかり見えたのは、なんとか公会堂でしょうか。しかし、1941年にこんな映画を上映していいのか!

次回上映はグッと飛んで、8/22(土)13:00。木暮實千代が応募した「婦人国民服」を、ぜひイラストにしてアップしてください。

http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2009-7-8/kaisetsu_2.html
 

毎度のことながらお返事遅くてごめんなさい。

 投稿者:たかぎ  投稿日:2009年 6月22日(月)01時24分51秒
編集済
  もろもろご返事です。

>河田津崎清潤三郎さんへ

太田さんの新刊、まだ手に入れていませんがぜひとも手に入れておきたい一冊です。
太田さんと出会うきっかけになったのも、この本の中にのっているとある居酒屋なのですが、わたしはそこのある意味常連というほどではないけどまあ店主さんと仲良しさんで、日本映画話と「太田さんと会いたい」話をつとにしており、まあ繰り返し言ってみるものですね、そこのおみせのステキなお嫁さんが「いま太田さんきてるよ」とわざわざコールをしていただき、千載一遇のチャンスとなり。いい人、いい店、いい肴。なのです。まさに。

>悠閑雲さんへ

open! architectureのページごらんになりましたか。わたしはこのうち復興小学校「常盤小学校」&元繊維問屋の建物ですてきなカフェと建築事務所となった「アーキテクツオフィス」http://www.rvstone.com/office/index.html
そして代官山の旧朝倉邸&ヒルサイドテラス。という2コースにいきました。
前者はそれはすてきな小学校で、ドイツ表現主義の建築もステキで防空壕までみせてもらいました。そしてアーキテクツオフィスのすてきな建築家さんの建物も繊維問屋のエレベーターが吹き抜けになっているというアイデアも建築家さんならでは。そもそもその昔この裏に川が流れていたということがホウフツされる屋上もよかったです。(なにやら戦前の映画「男の意気」を思い出しました。東京は大阪とならんで河で産業がつながっていた都市だったわけです)

ヴォーリズの番組はなぜか録画がとびとびで、まあ全容わかりました。汐留ミュージアムの展示もいき図録も買いました。ほんとあたたかでやわらかで、あの神戸女学院の図書館なんてステンシルの青とピンクの模様、なーんてガーリッシュなんでしょう。あんなすてきな図書館で勉強をひたすらできたらなんてすばらしい学生生活なんでしょう。
10月〜11月にかけては、ヴォーリズ建築の公開が近江八幡ではじまります。これはいきたいいきたい。また旅をしたくなりました。
http://vories.jp/gaiyou.html
来週は東京五反田、清泉女子大学の限定公開にいってまいります。まえからみたかった島津伯爵邸です。あっというまに締め切りになってギリギリセーフの申し込み。らっき。

川島映画はほんと東京の風景を活写した映画をいっぱい撮っていますね。青山学院大学に建築を見に行ったとき、あーっ!と思ったのが、「飢える魂」での、金子信雄が大学で講義をするところに南田洋子があらわれるシーン、特徴的な表階段、の建築でした。
川島映画と東京建築、これは一冊本がかけそうなテーマです。

わたしも小金治さんを映画に導いたのは川島だとにらんでいます。てか、日本映画データベースをみるに、最初の3作は川島作品だし。にらむほどではないっすね。川島になくてはならない名脇役。日活にいっても東宝にいっても出てるし。いいなー。川島がいかにスキだったかがわかります。
で川島以外でいろいろ松竹作品、小金治師匠は出てますね。小金治師匠という軸でいろいろ映画をみると楽しいかも。川島以外だと岩間鶴夫「その手にのるな」(なんとジョルジュ・シムノンの原作、でしかも、パトリス・ルコント「仕立て屋の恋」でも映画化されている同じ原作!)団地の民衆のいい人とみせかけて実は下着泥棒&コレクター。ってのが面白かったです。岩間鶴夫自体もなんだか不可解な監督で、シリアスなんだかコメディなんだか非常に戸惑うことの多い、みてるこっちに触れ幅を持たせるヘン監督でスキです。
「東京マダムと大阪夫人」、川島松竹時代の傑作ですね。久しくみてません。あーもう一度見てみたい。アヒルの使い方なんてほんと天才的。なんでこんなスゴイ監督を大事にできなかったかな松竹。ま、そこが松竹らしいといえばそうですが。
 

川島監督松竹大船作品

 投稿者:悠閑雲  投稿日:2009年 6月15日(月)16時13分13秒
編集済
  「open! architecture 建築のまち・東京を開放する」を、早速Webで検索してみました。面白そうな企画、見学ツアーですね。最初、何のイベントかしらん?と思いましたが、サイトの趣旨を拝見して納得しました。非公開の綱町三井倶楽部や三菱開東閣など、一度は拝観してみたい建物や庭園は都内にたくさんありますね。

先月のNHK日曜美術館ヴォーリズ特集を見ていて、紹介されていた神戸女学院キャンパスと施設群を実際に見て廻りたくなりました。
映像や写真を丹念に見ても、雰囲気を肌で感じるためにはやはり現地での空間体験が一番。
東京でもミッションスクールや女子大など伝統的な「女の園」や「桜の園」は重要文化財級のレトロ建築の宝庫。とはいうものの、男にとってまっこと近寄り難い場所の一つ。

事前に申込むのも億劫だし、学園祭は混雑しているし、散策のついでにチョッと立寄りキャンパス内を自由に見学というのが理想的ですが、このご時世では警備は厳しくなるばかりで、正門からチラッと構内の様子を垣間見るだけで、挙動不審で疑われぬよういつも早々に通り過ぎる有様。当方などは、真っ先に開放してもらいたいなぁと密かに思っているのですが、当分は無理なようですね。

「新東京行進曲」の録画を見直してみました。ご指摘の通り、泰明小学校でロケ撮影されていますね。冒頭で都心空撮というのも「銀座二十四帖」の銀座空撮と同じで、貴重映像ですね。当方の古いビデオ録画の解像度ではディティールが判然としないのが残念ですが。
大坂志郎が運転している都電の走行シーンも貴重、恋人役の北原三枝とお喋りしながらの運転は?ですが、映画だから良しとしましょう。錦糸掘車庫シーンで都電が横滑りしながら収納されてゆく様子を初めて見ました。吾妻橋や数寄屋橋を走行する都電の雄姿、浅草松屋の屋上には土星型のスカイクルーザーも見えていましたね。

高橋貞二が淡路惠子にプロポーズするシーン、皇居外苑から日比谷濠越しに眺望するビル群、明治生命館、旧東京会館、旧帝劇、第一生命館などが建ち並ぶ重厚かつ華麗な景観は日本映画ロケ名所の一つですね。

「番匠義彰監督を語る」で、桂小金治が寿司屋の板前に扮するのは番匠作品が初と解説していましたが、この「新東京行進曲」で既に寿司屋をやっていますね。川島監督が桂小金治を映画界に誘ったとのことなので、寿司屋板前役に関してもやはり川島監督の方が先駆者かも。

川島監督の作品はあまり好みではなかったのですが、CSでの川島監督特集で初期作品を見ていて再認識しました。「学生社長」「天使も夢を見る」などの人情+ラブコメディ調作品は大いに楽しめました。初期の頃はこうした松竹大船調の軽妙洒脱な明朗娯楽作品も手掛けていたのですね。会社の意向に合わせただけで監督自身の意に沿わぬものだったかもしれませんが。

なかでも「東京マダムと大阪夫人」は愉快でテンポもよく実に楽しい作品で、見終わった後拍手喝采モノでしたね。月丘夢路と水原真知子による東西激突も華麗なるバトルで面白いし、亭主役の三橋達也・大坂志郎とのコミカルなやりとりも笑える。『空の男』役高橋貞二の快男児振りもイイ。デビュー作ということで芦川いづみがナントも可憐で初々しい。

社宅という微妙な人間関係への諷刺を効かしてユーモラスなホームコメディ調に仕上げているのが実にイイですね、ラストのボス『アヒル』の交代劇(丹下キヨ子→高橋豊子)も皮肉たっぷりで可笑しい。『のれんとアパート』ならぬ『のれんと社宅の対立と融和』も描かれているのは松竹映画の伝統でしょうか。この作品は当方好みの痛快明朗な作風で大いに気に入りました。
 

太田和彦さんの新刊「愉楽の銀座酒場」

 投稿者:河田津崎清潤三郎  投稿日:2009年 6月11日(木)22時26分52秒
  「シネマ大吟醸」文庫版出版の興奮もさめやらぬうち、太田和彦さんの新刊「愉楽の銀座酒場」が出、熟読しています。

いやあ、バーテンダーの修業世界がここまであるなんて、知りませんでしたよ。

それにしても、太田和彦さんが今まで黙して語らなかった、資生堂のデザイナー時代の話題もかなり在る。氏の心境の変化というものでしょうか。資生堂にちなんだお店も、銀座にはかなりあるんですね。

私も、資生堂勤務の友人がいますので、今度ご一緒させてもらうことにします。
 

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